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昆虫たち

最近、かたい話ばかりで子供達はつまんないかもしれないので
今日は先日、夫が持ち帰ってきた虫くんのおはなし。

この昆虫の名前、わかりますか。
昆虫たち_e0020941_2155518.jpg
うちの家では常識の名前ですが最近は虫も少なくなりましたからね。
クワガタです。
体が小さいので
『これは子供かね?』と訊いたら
『ちがうよ。子供は幼虫でしょうが。これは成虫のコクワガタ。幼虫の時の
クヌギの木などの下の栄養加減で成虫の大きさが決まってくるのよ。』
適当に言う長女のことですのでどこまで本当かどうかわかりませんが
調べる元気も私はないので興味のある子は調べてみてください。
このクワガタ、山に放したらと思うのですが夫も長女も寒さですぐ死ぬというので
二人の言うことを信じて家で育てることにしました。


次の写真。
昆虫たち_e0020941_223246.jpg
これはだれでもわかるでしょう。
昆虫写真家のようにうまく撮れたので大きくしてよく見てください。
口の辺りに細い細い針が見えるでしょう?
これで樹液を吸うのだそうです。

この程度の事は私も知っていたのですが長女が
『セミの下にいるとセミが飛び立つ時、おもらししてぶっ掛けられるよ』だとか。
鳥のように体重を重くしないために飛びながら失禁するのかと思ったらそうではなく
うん、と踏ん張った勢いで、ついおもらしするんですって。

ここまで長女に聞きながら書いていたのですが
なんかややこしくなったので彼女にバトンターッチ。
以下、長女が書きますので本当かどうか怪しいですが、セミに興味のある方はどうぞ。

こんにちは。
セミは幼虫のあいだ数年間ずっと土のなかで育ち、
土から出てきて木の幹等にとまって羽化をします。
この時、すばやく幹にのぼれないと、アリ等の餌食になったりします。
また、羽化したてのセミの羽はとても柔らかく、何かの拍子で歪んだまま固まってしまうと
そのセミは死を選ぶしかほかはありません。
ちなみに、セミの羽・・・最初は縮んだ状態ですが、人間で言う血液、
昆虫でいうと体液が羽の筋に染み入るようにして硬くなっていきます。
自然界では強いもののみ生きるようになっています。
セミは鈴虫のように羽をこすり合わせて鳴くのではなく腹腔(ふっくう)で鳴き
雄雌出会って卵を産み一週間で死んでしまいます。
13年ゼミ、17年ゼミというのもあると思います。。
どちらも素数なのでめったに(221年に1度)種がかち合わないのがよいのです。
これらは幼虫の間13年間、17年間を土のなかで暮らし、
地上、木の上でたった一週間暮らし一生を終えます。長寿だけど、はかない命です。
人間に生まれてよかったかな??
by studioacanthus | 2007-09-03 22:00 | 美恵
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