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ピティナ~点数と講評~

こんにちは。
大忙しの一週間を終え子供達の発表会プログラムの
原稿も書き終え今週は一息つけそうです。
私のブログの中ほどにネームカードというのがあります。
これにアクセス解析というのがくっついてあり
ブログ管理人に検索キーワードがわかるようになっています。
(個人のアドレスは全くわからないので御心配なく。
いつだったか話がそれますが
「ユンディ・リ はったり」という検索がかけられてあった!)
7月はやっぱりピティナ関係の検索が多かったです。
今夏の審査でみても小学生あたりの親子さんが一番熱が入っているようでした。
なので、ピティナの子供達の級について少しだけ。

今回聴いた名古屋と藤沢では同じ級であってもレヴェルがかなり違い、
受ける地区の運は大きいものがあるのを感じました。
検索ワードにも具体的に「ピティナ点数差」というのもありましたので
やっぱり点数には神経質になるのもわかりました。

点数と言うものは大抵のコンクールは
相対的につけられるものと思ってよいと思います。
しかし点数をもらう側はそれを絶対的なものとつい感じてしまいます。
あの先生が何点,この先生が何点、
この先生の点がもっとよければ予選通過していたのに。。
逆にこの先生の点数がずば抜けてよく
すっごく褒めてくれてたから私うまいんだわ~。
これが受ける生徒側の感じ方です。
個人の先生方の点数は他の先生の点数と比較しても
意味がなく完全に点数の合計点で順位をつけるので
結果はその時に受けた地区での相対評価が順位になります。
ここで受ける地区の大きな運というものがモノを言うのです。

次に講評については
受ける方たちは安直に講評を鵜呑みにしないでほしい。

小さい頃友理が頂いた審査員講評の一例。
~が大変素晴らしい。(誰でも書く文や。。)
~な演奏でお見事!!(軽い審査員やなぁ)
音楽が流れていない。( これは友理にはありえないなあ。)
身体を動かすと表現力がアップする。(本当かね?)
などなど、
???と思われる講評もいくつか頂きました。
もちろん、ごもっとも、と思う講評がほとんどですので誤解のないように。

私は友理のことを知っているのでどんな点数、講評をもらおうと
わが道を行けますが、音楽が専門でないお母さん方はつい
審査員のお言葉を信じてしまうのも仕方がないのかもしれません。
でも審査員だって同じ人間ということを忘れないでいただきたい。
特に小さいお子さんの級は(B、C級程度まで)の演奏は大人数でしかも
2、3分程度しか聴けないのですから聴いて書いておまけに点数までつけると
いうのは公平には行われていてもブレが生じるのです。

ピティナでよい成績が取れなかったのでやる気が失せた。やっぱり才能がない。
なんて思われるのはコンクールの負の部分しか経験できないよくあるパターン。
逆に良い点数をもらえたので、もしかしてうちの子はいずれピアニストに??
これまたお気をつけようパターン。。
まだ生まれて10年もたっていない子供に才能があるのないのを
親が考えて一喜一憂するのは愚の骨頂です。

小さい子供の成長は親と先生が握っています。
子供のうちは目先の結果にこだわらずその子自身の成長を節あるごとに喜んで
長い目で見て育てていって欲しいものです。

次回はB級~D級の変貌ぶりについて。
G級~特級はコンクールカテゴリーからどうぞ。
by studioacanthus | 2007-07-31 21:25 | コンクール
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