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熱狂の日~アンドレイ・コロベイニコフ

いつの間にか毎年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行くことが
くせになりつつあります。
だんだん広く知れ渡ったのか今年は5日間も開催され
初日は8万人も入ったそうです。
今回の聴衆はとても静かでホールも過去のものより工夫されていたのか
たまたまか、さほどひどくはありませんでした。
大きなスタインウェイがいたるところにありました。

今年のテーマは『民族のハーモニー』とかで何やらあまりメジャーでない曲が中心。
この機会でないと二度と聴けない曲も多かったように思います。

私は4つの公演を聴いてきました。
演目 ドヴォルジャーク作曲:ピアノコンチェルト ト長調 作品33
    グリーグ作曲:2つのノルウェイの旋律 作品63 
ピアニストはおなじみのミッシェル・ダルベルト
オーケストラが香港シンフォ二エッタという私は初めてのオーケストラで
指揮者は葉詠詩(中国)という女性でした。
ダルベルトについてはもう御存知でしょうから彼の演奏の感想はパス。
どちらもマイナーな曲でどうってことないまあ耳あたりのよい曲でした。
私はオケにおいては全くの素人なので思うことも少なく言葉で表現もできませんが
まったりしていたもののまずまずでなんとなく流れていきました。

あと、アンドレイ・コロベイニコフ 1986年モスクワ生まれ。
演目はラフマニノフのソナタ第2番を中心にムソルグスキー、彼の編曲物でした。
彼はこの間の浜松国際に出ていてストリーミング配信で
バッハを聴いて印象に残っていた人です。
一次予選で消えましたが私は彼の演奏に味があったので記憶に残っていました。
今回、偶然彼の名前を見つけ”なんでこんなでかい所に出てこれたのか”と
不思議でしたがナマを聴きに行ってきました。

人生知り尽くしたような色合いで美しい響きを出す。
なんか笑顔やしぐさは子供っぽい表情なのに体は大柄で
ラフマニノフに風貌が似ていて特別な雰囲気を持つ人でした。
プロフィールに
『司法試験に合格。英語の他にイタリア語、
エスペラント語が堪能。ジャズのサックスを吹く。』
やっぱり才人でした。たくさんある趣味の一つにピアノがあるんだろうって感じでした。
それにしても集中力も並でなく楽しんで弾いている感じでとても好感が持てました。

最後は庄司紗矢香のチャイコンとベレゾフスキーのチャイコン。
次にかきます。
by studioacanthus | 2007-05-06 21:07 | ピアニスト
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