『いかる』も『おこる』も『怒る』と書く。
ちょっとニュアンスが違うようなのでひらがなで書くことにしよう。 ある本によると教育現場では =子供に対しては怒ってはいけなく叱らなければならない=そうだ。 なぜだろう? 怒るのは個人の人間の感情表現であり 叱るのは子供に対しての窘(たしな)める意味合いがあるからかもしれない。 ところで私はオコらないで叱っているか? 私は小学生くらいの子供達にはどちらもしていると思う。 オコってもいるし叱ってもいる。 けれども中学生くらい以上の生徒たちにはオコっていないつもりである。 幼児の時より成長しているから今さらとりたててイカることもなく 叱ることもない。うちの生徒たちは良い子達だ。 文句なし!といいたいがまだ子供の部分もある。 そんな彼女らにはイカッたり叱ったりはせず相談にのっている。 長い年月を経てきた打ち解けた自然体なので話し合うことは お互い気持ちが良い。 そもそも中学生くらいになると精神的にも成長しているので イカっても叱ってもじつはもう遅いのである。 生徒と同じ土俵で先生がイカったりするならば先生が幼稚である。 何年か前のことだが友理が何かの都合で ほんのちょっとレッスン室に入って私の話し口を聴いたときがあった。 その日の夕飯時 『お母さん、レッスンの時すごいひどい言い方をしていたよ。 あんな言い方をして○○ちゃん(当時小学生)平気なの?』 『別に。。いつもあんな感じよ。そんなにおこってないわ。』 『いや、かなりイカってた。少なくとも私はお母さんのように言う先生に 今まで出会ったことない。』 ・・・・・・・・ 私自身そのレッスンでオコったつもりは全くない。 ただちょっと熱が入りすぎたか 何か聴いて感じて感情が昂ぶっていたのかもしれない。 と言わせてもらおう。 冷静に子供のために叱るのは当然の義務だけど それとは別に感情をあらわに現してオコるのは良いことではないのか? そんな事はないと思う。 私自身は感情むき出しのレッスンを受けてきた。 間違いのないように言っておくが私は無意識に子供によって 投げかける言葉が変わっている。 それも愛情の一つだと言わせてもらおう。 お互い感情を持った人間なのだから いつも頭で計算して見栄えよく生きているのではない。 生身の人間同士のつきあいでロボットではない。 あまりにサボっていたり忘れたり 言ったことををいつまでも直してこないとしつこく注意する。 精神的に強い子もいるし弱い子もいて一人として同じ子はいないので その子なりの口調で叱る。 より強くなるために、小さい時から生活体験以上に いろんな感情体験をして欲しい。 努力する喜びを感じて欲しい。 あれもこれも一杯考えているからこそ、つい口から感情が飛び出すのだ。 何も言われなくなったらおしまいである。
by studioacanthus
| 2007-04-13 20:40
| 教育
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のトップページ 渡辺友理 ピティナ「グランミューズな大学生」に紹介されました ピティナピアノ曲事典 音源提供ピアニスト 友理のブログはこちら 初めての方へ。 御訪問くださいましてありがとうございます。 美恵と友理の関係は母娘です。二人が気ままに書いておりますのでカテゴリー別、あるいはタグにてご覧下さい。東京八王子市在住。 娘(友理)は現在、イタリアの ボローニャ大学言語・外国文学学部在学、及びイモラ国際ピアノアカデミー、ピアノ科在籍。 ダブルスクールしています。 ボローニャ在住。 (友理のものはカラーペンで書いています。) ボローニャ大学は?ここ イモラは? ここ アカンサスとは?花の名前 検索
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