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6月4日 ピアノの弦

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いつも一緒にいる仲良し3人組。忙しい!って言いながら何やってるのでしょう。
意味不明の写真ですが日本のポーズでとったそうです。

先日弦の切りまくりと書きましたが最近はもうほとんど弦は切っていません、
というか切れるような曲を弾いていないという方が正確ですね。

弦が切れる要因には湿度も関係しているのでピアノの部屋には除湿機は必需品です。
私の知る限り三菱電機の除湿機がいいです。
設定湿度を55%にしてずっと自動運転、かなりのすぐれものです。

さて、さて、本題。
学校のレッスンで初めて弦を切ったのはたぶん高校のとき、
もう弦が切れるのには慣れていたので
『あれ、また切れちゃった』

(もしかして公共の物を切ったので弦代くらい払わなきゃいけないのかなあ)
とそんなことが頭によぎりました。

すると先生から思わぬ発言。

『弦を切るようなタッチはよくないんだよね。』

・・・・・

『はぁ。。すみません。』

弦代どころか滅茶苦茶ショックでした。

それから数年後、
大学で今度はスタインウェイの弦をまた切ってしまいました。
私のタッチ、お友達は知ってくれるだろうけど決してたたいてないですよねええ?
なのに切れる。

もう、またタッチがよくないというせりふを先生から聞くのは恐怖でしたので
自分から慌てて言われる前に

『タッチが悪いんですよね。』と間髪をいれずに言いました。

すると

『へぇ?そうなの? ふ~ん。』

・・・・
ちょっとぉ、数年前先生がおっしゃったじゃないですか?

私はその時学びました。

人の言われることはピアノの生演奏と同じで水ものだということ。

因みにイタリアの友理のピアノは現在6本くらい切れたまま。
前の住人の方が7本切っていらしてその後張り替えて
今は友理が切ったのが6本くらい。

友理の仲良しKちゃんは2000年のショパン国際ピアノコンクールで
2位だったイングリット・フリッテルの家とピアノをそのまま
受け継いでいます。入居した時切れていた弦が22本。
もちろんフリッテルが切った物です。
しかし、22本も切ったままで練習できるってすごいと思いません?
by studioacanthus | 2006-06-04 13:30 | 音楽
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