カテゴリ:イタリア生活( 82 )

やっとテストが終わりました☆

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開けるのがのがもったいないようなパスクア(イースター)のチョコレート二つ。
後の赤い大きな卵の中には何が入っているかな。
200年以上も続いている老舗マィヤーニのチョコレートです。
フランス革命(1789年)頃からのお店なんて歴史を感じます。

きのうテストがようやく終わりました。
今年のイースター休暇はジュネーヴ在住の母の生徒さんちに
気晴らしに遊びに行くことにしました。今からとっても楽しみ!!

アメリカ文学は本来は一年生のときに受けるべき物だったのですが
大学に入学して一番最初の授業で
何が何やら、何を話されてるのか、全然わからなかったので、
受けないまま今まで先延ばしにしてきました。
しかしいつかは取らなきゃいけない単位。
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半分は英語で半分はイタリア語で書かれた資料。
これ全部読んだんです。おかげで吐き気と頭痛が続きました。

ハーマンメルヴィルの白鯨。
ホィットマンの詩。ディッキンソンの詩。
アメリカの歴史一般。エドガーアランポー。
ホーソーン、コロンブスのことなどなど。。
読めど読めど終わらない。
高校までは付け焼刃の勉強で超えられた私ですがさすがに今回ばかりは・・・

たいていの口語試験は一人あたり15分くらいなのに
今回の試験は先生に時間の余裕があったのもあって30分。
不公平です。ありがた迷惑です。
日本ならストップウォッチの世界で公平なのに。

緊張してたので、やたらにのどが渇く。
30分アメリカ文学について語り続けるというのはとても長い。
質問に対して全部言い尽くしても時間が余る。

たとえば
『アメリカの歴史はアメリカ文学にどういう影響を与えましたか?』

???

『ヨーロッパの文学は都市から生まれたのに対して
アメリカ文学は荒野から生まれたから
初期のものは景色とか旅の記録とかに関するものが多いです。
イギリスから宗教の自由を求めて渡ってきた人たちだから
聖書や宗教に関するものが多いです。』とまあ、思いつくことを適当に。

しーん・・・・まずうっ

先生は私がもっと言うのを黙って待ってる。
シーンじゃまずいのでなんやらかんやら言えることを
先生の質問から離れた全然関係ないようなことまで話しました。

あれだけ勉強したから何とかなりましたが30分はすごい長かった!
結果28点/30点をいただきました。!^^!

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by studioacanthus | 2009-03-31 23:30 | イタリア生活

もうすぐピアノが届きます!^^! ③飛脚編

その次の日、TNTに行ってきました。
TNTのお店には誰一人お客さんがおらず、おじさんが二人おしゃべりをしていました。

『えーっと、3つのタイプがあるんだけど。どれも明日中には届くよ。
一つ目は明日の10時までに届くので28ユーロ。
二つ目は明日の12時までで25ユーロ。
三つ目は明日中に届く21ユーロ。どれがいい?』

はっ? イタリア人にしてはなんて細かいの!
もしかして私の封筒ひとつのためにボローニャからミラノまで
バイクででも走ってくれるのかしら?(笑)
まるでむかしの飛脚のようだわ。

それにしても日本で100円で届くような封筒が21ユーロ(2,700円)
料金が高いのでイタリア人はめったに使わないそうですが、
私の重要書類、悪用でもされたらたまらない。
マリアが乗り継ぎのパリの空港でパスポートも含め全ての書類を
盗まれて数日足止めになったので他人事ではありません。

ピアノはジェノヴァの港に着き、無事ミラノの税関を通過し4月8日に届く予定です。
海を渡ってはるばるやってくるピアノ。
楽しみです!

そして今日、私にとって最難関の一つ、アメリカ文学(Letterature anglo-americane)
の試験を受けてきました。
それについてはまた今度書きます。
今日だけはゆっくり休みます。

そして明日はマルガリウス先生とイモラでレッスン。
来週の月曜日は日本文学のテスト。
またいろいろ読まなくっちゃ。
毎日が戦いです。

ところで口語試験登録名に xotta さんという名前がありましたが
なんと読むのでしょうか^^
そういえば bettoli さんという名前もあるんです!

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by studioacanthus | 2009-03-26 21:15 | イタリア生活

もうすぐピアノが届きます!^^! ②TNT編

つづきです。
イモラはとても小さい街だったのですべてがコンパクトに
収まっていましたがボローニャは大きいから(東京ほどじゃないけど)
私の家から郵便局も銀行も1キロ2キロは余裕で離れています。
だから自転車無しではやってられません。

話が逸れるけど、私は自転車通学です。
大学はとても大きくボローニャのまち全体が大学になっています。
講義によっては20分以上も離れた教室になるので
休憩時間15分では絶対行けません。
一部の学生たちは危ない石畳の上を自転車こいで移動しています。
歩く人は講義の最後に部屋を出て次の教室に遅れてきます^^;

話を戻します。
やっと探しだしたTNTのお店を見つけ行ってみたら・・・

『CHIUSA PER LUTTO』
喪中のためお休み・・・・・・・・

喪中で休むの?どういうこと?

もーーーーー、いいかげんにしてほしい。
仕方ないのでもうひとつの支店はまたそこからすっごく
遠いところだけどヒコヒコ自転車こいで行きました。
そしたら今度はその店がない!
道行く人にどれだけ聞いても誰もしらない。

あきらめて帰ってきました。。。
また、出直します。

お客さんに向かって怒り出すイタリアの郵便局に対して
日通さんはとっても親切。さすが日本の日通さん!
イタリアでは私は外人だしお礼を多めに言うのですが
イタリア人は私にお礼や謝罪をあまり言ってくれません。
イタリアに来てからお礼・謝罪を言われ慣れていない私は
親切な日通さんにどう答えたものか戸惑ってしまい、
『たくさんの書類を揃えるのにお手数おかけしてしまって
本当に申し訳ございません。』
私『いえいえ。』
日通さん『お忙しいところどうもありがとうございました。』
私『いえいえ。』
イタリアにいると日本人の親切が身にしみます。

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by studioacanthus | 2009-03-23 06:55 | イタリア生活

もうすぐピアノが届きます!^^! ①郵便局編

こんにちは。友理です。
毎日ピアノと勉強でとても忙しく気が狂いそうです。

私は今までボローニャでアップライトピアノをレンタルしていました。
でも壊れてばっかりなのでグランドを買うか借りるかしようと探しましたが高い高い!
よって日本で買って送るほうがまだ安いと言うことになり
C3のピアノを2月に日本から送ってもらいました。

近々そのピアノが届く予定で
そのために必要な書類のごたごたがたくさんありました。

先日大学の在籍証明書を大学に取りに行きました。
それは全然問題なくいった!
それからが大変。
揃えた書類をイタリアの日通に送るために電話をしたら
『書留じゃ届かないかもしれないからTNTで送ってくれますか?』
(イタリアでは書留だろうと普通郵便だろうと関係なく当てになりません。)
私はTNTというものは郵便の種類かと思ったのでそのまま郵便局に行きました。
私『TNTで送れますか?』
郵便局のおばさん『書留じゃだめなの?』
『TNTで送りたいんですけど。』
『TNTはここじゃあだめよ。TNTのお店に行かなきゃ。
(この時点でTNTというものが日本でいう黒猫ヤマトみたいな
国の郵便局とはまったく関係ないものだとわかりました。)
郵便局おばさん『いつまでに到着しなきゃいけないの?』
『今週中だったらいいんですけど。』
『じゃあ書留の速いのでいいじゃない!ここで書留で送りなさいよ!』
『でも向こうがTNTでって言ってるんで。』
『TNTは高いのよ!書留にしなさいよ!イタリアの郵便局で何が悪いのよ!』
郵便局のおばさん、私に向かって怒り出しました。

だって目的地まで届かないじゃん・・・

とは言いませんでしたが。(喧嘩になるので。)
実際日本から航空便で送ってもらっている本ももう1ヶ月くらい経つのに
まだ届かない。しつこいけど書留でもいつ届くか無くなるかイタリアの
郵便局なんかわかったもんじゃない。
今回は特に重要な書類だし、私のピアノの運命がかかってる。
イタリアの郵便になんか任せられない。


仕方ないので家に帰ってTNTの店をネットで調べなおし。
これからがもっと大変でした。

つづく

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by studioacanthus | 2009-03-19 22:03 | イタリア生活

お皿の上に、サルシッチャ(ソーセージ)

お皿の上になんと運子が!?
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っていうのは冗談で、これはソーセージです。
山のおじいさんにいただきました。
なぜこんなに黒いかというと。。。
血が入ってるんです、豚さんの。
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山のおじいさんの一家は毎年お正月辺りに豚を2頭殺し
それを生ハムや、ソーセージにして一年分保存しておきます。
豚を殺すところから始まるし、かなりの大仕事だそうなので
2日かかり、しかも女手ではだめだそうです。
おじいさん一家の男連中総出で頑張ります。

今まで正体を明かしていませんでしたが山のおじいさんというのは、
私がピアノを教えているかわいい子供たちのおじいさんです。

おじいさんの家は何から何まで自家製。
以前ブログに出したように鶏やホロホロ鳥もたくさん飼っています。
野菜も作り、家具まで山から採ってきた木で作ってしまいます。
今日ピアノを教えに行ったら新しい鏡台ができていました。
IKEAで売ってたって全然おかしくないほどの出来栄え。
孫たちのためにも大掛かりなアスレチックを山の家の庭にこしらえ、
アイルランドに鳥を狩りに行き・・・
ソーセージも生で食べるとか。
もはや野生人です。

でも、これが本当の人間のあるべき姿なのかもしれません。
私たちはあまりにもせわしなく余裕無く生きている気がします。(特に日本人(笑))
全て自分の力で物を作れるというのは素晴らしいことだと思いました。

白く見えるのはカビです。料理する前に私はタワシでごしごし洗いましたが
そのまま食べても害は無いそうです。

フライパンに置き、水を少し入れます。
油がものすごい出るので後の掃除が大変。。。

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by studioacanthus | 2009-03-01 23:26 | イタリア生活

ブログをイタリア語で書いてみました

こんにちは。
母とブログを分けてみましたが、やっぱり書く側も読まれる方も不便なので
戻ってきました。一週間の別居生活でした^^

この前のボローニャ大学の授業で、
イタリア文学の試験が5時間にも及ぶものだと知り、愕然としました。
内容は、5時間以内に論文をひとつ仕上げること。
論文のテーマはそのとき知らされるもので事前に準備できない。
イタリア語でダンテやペトラルカ、ボッカッチョなどについての論文を
5時間かけて書く・・・それが合格したら先生と口語の試験・・・
合格するのは私にとって限りなく不可能に近いようなテストです。

なので、内容も形態も論文とは程遠いですが、
イタリア語で長文を書く練習としてこれからブログは
日本語とイタリア語で書いていきたいと思います。
それに読みたがってるイタリア人の友達もいるので^^

今回は記念すべき第一回。40分もかかりました。
最初に日本語で書いたものをイタリア語にしていったのですが、
言い回しがなんとも難しい。

たとえば『ぶんぶん回る』や『ぐるぐる巻き』は適切な言葉が見つからない。
『行ってきました』と『行きました』は何か違うニュアンスですよね。
それがイタリア語では同じになってしまう。
そのあたりのことは説明しようにもなかなか難しく、
イタリア人の友達に聞いてもイマイチ。

とりわけ日本語は単語数が極めて多いので、
そのニュアンスが感じられる私にとっては
それをイタリア語で表現できないのがもどかしい。
片親が日本人でもう片親がイタリア人で、なおかつどちらの言語も
母語(母国語ではない)としてすらすら話せる人にしか
こういうニュアンスはわからないんじゃないでしょうか。

大学にはイタリア人と日本人のハーフの生徒が二人いますが、
彼ら二人とも、日本語の発音は他のイタリア人に比べマシにしろ、
すらすらは話せません。
そして、同じひとつのことを言うにしても、
簡単な文章で言おうと思えばいくらでも簡単にできますが、
それでは何の練習にもならないので
できるだけ日本語で書いたのに近いニュアンスを辞書で探しつつ
書いてみました。
いい勉強になりそうです。

Manca solo un mese alla fine di quest’anno.
L’esame dell’accademia è stato rimandato tante volte
e qualche giorno fa finalmente l’ho dato eseguendo
il concerto di Tchaikovsky.
Tutti i concerti e gli esami di pianoforte di quest’anno sono finiti
e ora ho solo l’università, e quindi sono più tranquilla.

La città di Bologna è piena di luci e addobbi per il Natale
e in questo periodo ci sono tanti mercati, è bellissima.
Ci si più può divertire solo girando senza meta per la città.
Però il tempo è incerto e ogni giorno prima piove poi smette
e poi piove ancora.
Lunedì scorso è anche nevicato.
C’è molta umidità a casa mia e per questo i martelli del pianoforte
si sono gonfiati, e non tornano più indietro del tutto,
e non posso più studiare.
Subito ho comprato il deumidificatore,
e adesso sta funzionando tanto e fa molto ronzio.

Quindi avevo tempo e mi sono recata alla mostra di Ukiyo-e con gli amici.
Era interessante che i colori usati nei quadri o lo stile di come sono disegnati sono diversi a seconda delle epoche.
Ma perché quasi tutte le persone nei quadri hanno le braccia
che partono dal collo?
Oltre a questo, io ho pensato che ci sia qualche regola come per esempio: ‘Le mani devono essere disegnate piccole,
e la testa invece grande’
Di più non mi ricordo.

C’era anche la mostra dell'antico Egitto.
C’erano degli oggetti del 1300 a.C. dei sarcofagi, dei portafortuna,
degli accessori di vario tipo, dei papiri e geroglifici sulla pietra, ecc...
Non sembravano così vecchie le cose di 3300 anni fa!
E poi anche io ho visto finalmente la mummia!
Non si vedeva la faccia perché era avvolta in una benda tutt'attorno
al corpo, ma sia il colore della benda, sia la forma del corpo
mi facevano avere paura.
La grandezza del corpo era come quella del mio.

In genere c’è un pozzo o una fontana nel cortile del palazzo grande
in Italia come la foto.
C’erano le carpe appena nate.

Quando siamo usciti dalla mostra era già buio completamente.
C’era l’illuminazione lussuosa come il lampadario a corona.

Siamo andati ad un bar elegante nella libreria per bere un caffè
per un momento.
Il muro era tutto rosso, e sopra ogni tavola c'erano dei libri.
C’era un signore che stava parlando con impegno.

Dopo il caffè, siamo andati in giro per la città e nei mercati speciali
che ci sono in occasione del Natale e ho comprato una borsetta carina.
Ho trovato delle buone cose anche al mercato grande
che si trova ogni venerdì e sabato.
Le foto sono della borsetta, che userò come astuccio della macchina fotografica,
e dei dolci per Natale che si chiamano croccanti.
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by studioacanthus | 2008-12-05 07:18 | イタリア生活

学校のストライキ

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       イモラでのハロウィーン、ベンとマリアと。
こんにちは。友理です。今は英語の猛勉強中です。
この前10月30日に学校のストライキがありました。
ボローニャは静かでしたが、その日レッスンのために行ったイモラでは
高校生達が道で大きな音を立てたり紙ふぶきみたいのをばら撒いてたり
大騒ぎしていました。。
道を歩いていると
「Yuri!元気?」と韓国のイモラ生に声をかけられました。
「わあ~久しぶり。私は大学が忙しくて死にそうだよぉ」
「ひゃあ~私は暇で死にそうだわ!」
???・・・

イモラは(他のヨーロッパの大学もそうかもしれませんが)
日本の学校のようにシステム化されたところで勉強するのではなく
やりたい者は自由にできるし、サボりたい者はいくらでもサボれます。
中にはイモラアカデミーと言う名前やヴィザが欲しい人、
兵役を逃げたいための人もいて
学費を払うだけで全然レッスンや進級試験を受けない人もいるそうです。
もったいない・・・

さて、ボローニャ大学のストライキは11月14日にやるそうです。
なぜこんなに学校のストライキが続くかというと。。。
世界の経済減退の波が文化面に押し寄せてきたのか?
今年から政府が制度を変え、先生の数を減らすそうです。
先生の数を減らしても授業数は減らない、矛盾だらけの制度だと主張する
左派の先生、生徒と右派の人たちがぶつかりストライキしているそうです。
ある先生によると、
イタリアの国立(もしかしたら公立も入れて?)音楽大学はなんと68校!
ロシアは4校だそうです。日本にいたってはたったの1校。(だよね??)
68校の音大の中には教員が自分の職(生徒)を持つために
ろくに弾けない生徒も自分の職のために入学させるということも多々あるんだそうです。
その68校すべてにお金を出さなければいけない政府はやってられませんね。
イモラアカデミーは私立なので直接影響は受けませんが、大きな波は避けられない。
入学人数を増やしたと言ううわさが・・・

その一環で今年の入学生からボローニャ大の制度が変わりました。
音楽学校に限らず大学の先生も減るみたいで、以前書いたゲヴァラ先生も
ボローニャ大学を去るとか。こちらは素晴らしい先生なのにとっても残念です。
「ゲヴァラ先生どうするんだろ?」
「アルゼンチンに帰って牛の乳搾りながら言語学考えるんじゃないの。」
・・・・・・・・・・・・・

滅多に授業に出てこられない発音のハッキリしない著名おじいちゃん教授たちこそ
去ってくれればいいのにね。と学生たちは言っています。^^;

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by studioacanthus | 2008-11-06 07:19 | イタリア生活

今日思ったこと

何気なく書いてみた。
出すか出さないか迷った。偉そうだから。

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今日、練習しているときにふと思いました。
私は幸せだと。

まず、五体満足に生まれたこと。
美しいものを見れる、聴ける、味わえる、匂える、触れる。
四季を感じられる心がある。

この時代に、日本に生まれたこと。
これはものすごい幸せなことです。世界中でもっとも恵まれた国に生まれたんですから。
日本人は皆、世界中の中で一番幸せであるべきことを実感しなければいけない。
イタリアに来て周りが日本人でない今、強く思うことです。

そして良き両親、家族に囲まれて育ったこと。
明日のご飯を心配しなくてもよい環境。
イタリアで生活できること。

助けが必要なときに喜んで助けてくれる友達がいること。

大学とピアノを両立させることは大変ですが、
それをこなせる能力と、
それをこなしてやろうという根性を持って生まれたこと。

自宅でピアノが弾けること。
今ボローニャのうちは狭くてアップライトのピアノしかありませんが
これでもとても幸せなことです。
昔、マルガリウス先生がおっしゃいました。
『自分が学生だったころは家にピアノなんか無かったから
6時から開く学校で練習するために、、みんな朝4時に起きて
ピアノの部屋を確保するために寒い階段で順番を取ったもんだ。』

日本でフーツォンについての本を読みました。
彼の両親は文化大革命の中、迫害されて自殺しています。
彼自身も混乱期で祖国に帰れない日が何年もありました。
ショパンもポーランドに帰れなかった。
ベートーヴェンは耳が聞こえなくなった。

私は全部持っています。
私ほど幸せな環境にいる人はそうそういないと思います。
だからこそ、もっと努力しなければならないんだと、
今までの日々を思い返して今日、改めて思いました。

小さいころに読んだ聖書にあった一文です。(私はキリスト教信者ではありません!!)
『苦しんでいる人は幸せだ』
小さいころは、なんのこっちゃ?何で苦しんでるのが幸せなんだ?
と思いましたが、今ならなんとなくわかる気がします。

母が持っていた本のしおり(詩人の名言)にあった文です。
『愛する人を失った人は、一度も人を愛したことが無い人より幸せである。』
『人は皆、自分が思っているほど幸せでもなければ不幸でもない。』

いつも明るいことばかりを書いているけど事実はそんなもんじゃありません。
大学を卒業することを思うと気が遠くなったり、
あまりにもやらなければならないことが多いときは
気がくじけそうに、頭が狂いそうにもなりますが、
それは苦ではなく幸なんだと思い直してやっていきたいと思います。

と偉そうなことをいろいろ書きましたが、
私は結構怠け者でもあるので、いつまで続くか^^;
こんなこと考えるのも秋だからかな。ボローニャは紅葉が綺麗です。

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by studioacanthus | 2008-10-05 23:23 | イタリア生活

緊張のイモラ音楽院進級試験が終わりました

8月の末から続いていた緊張の日々もやっと終わりました。
本当に一安心です。

心配していたぶっ続け3時間のドイツ語のテストも無事合格しました。
あんなにあせって勉強しまくったことは無いです。
手が痛くて鉛筆も持てなくなるほど!
夜、布団に入るころには、もはや右腕に力が入らない。
ピアノは何時間弾いても腕がだるくなったり
指が痛くなることは無いのに、鉛筆を握るというのは
すごい力が入ってるんですね(笑)

アカデミーの試験は、日本でリサイタルしたのとは
また少し違うプログラムで、(近現代を追加しシューマンのソナタを新しい
ベートーヴェンのソナタに総とっかえしたりで)間に合うかと思いましたがなんとか。
私の本番の中でアカデミーの試験ほど緊張することはないです。

今回の試験も全てのマエストロがいらっしゃっていました。
スカラ、マルガリウス、ペトルシャンスキー、リサリティ、ラッタリーノ先生

私の試験は朝10時からだったので朝6時起き。
しかもその日は電車のストライキの可能性があったので
バスでイモラまで。。。アカデミーに着くまでが大変でした。
バス停から試験場までの道で偶然マルガリウス先生とばったり
お会いし、コーヒーをご馳走になり、
『うまく弾きなさいよ。試験だと思わずにリサイタルだと思って弾きなさい。』
カツを入れていただきました。

そのおかげかどうかわかりませんが、今までの試験より
自由に弾けたような気がします。
終わった後にはマルガリウス先生が駆け寄ってきてくださり
『ブラヴァ!すごく良かった!今までの中で一番良かった!特にショパンの4楽章が!』
そしてマルガリウス先生の娘さんでアシスタントをしている
アンナ・クラヴチェンコ先生も
『良かったわよ!私はショパンの1楽章が一番良かったと思う。去年より本当に成長したわ!』
とお二人から一番うれしいお言葉をいただきました。
マルガリウス先生は厳しく、今まで試験では完全なるお褒めの言葉を
いただいたことがなかったのでなおさら嬉しかったです。
スカラ先生も『ブラーヴァ』とニコニコ顔でハグしてくださいました。

やっと休めると思っても、明日から今度は大学の授業が始まります。
また忙しい毎日です。。。

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by studioacanthus | 2008-10-01 07:38 | イタリア生活

ひよこの誕生

こんばんは。
日本に帰ってきてからほとんどずっと引きこもりの毎日です。
生のお魚は本当に久しぶりだったのでよく食べています。
お腹はいっぱいなのに口が欲しい^^;

イタリアでのこと。
山のおじいさんの家で春から夏にかけてたくさんのひよこたちが産まれました!
(約50羽!!!)
ピヨピヨ鳴く姿は本当にかわいい。

孵卵器から産まれてすぐのところにも運よく立ち会えました。
目が開いておらず上手く立てない頼りない姿。
それでもちゃんと餌はわかっているようで地面にばら撒かれていた餌を
地面にへばりつきながらも一生懸命ついばんでいました。
私は昔ピーチャというセキセイインコを飼ったことがありますが
ピーチャは赤ちゃんのころは母が4時間おきにスポイトで餌を口の中に
押し込んでやっていました。
同じ鳥なのに鶏のお母さんは子供に餌をあげないんですね。

一番かわいい盛りが産まれて2日目か3日目。
ふわふわした産毛とパッチリしたおめめ。
産まれたばかりの2羽を、3日前に産まれた4羽のかごに移したときのことです。
たった3日の差なのに身体の大きさは一目見てすぐわかるほど違います。
大きいひよこたちは産まれたばかりの2羽に興味津々。
一斉ににくちばしでつついていじめだすのです。やめろと言ってもいじめます。
日本語もイタリア語も通じないもんね^^
こりゃいかんと思い小さい子たちを別のケージに移しました。
しかし大きい子たちにも慣れなければいけないので今度は小さい2羽と大きい1羽を
一緒にしてみると、あら不思議、今度は大きい子はいじめません。
それどころか一人になったら不安げに大きな声でぴーーぴーー泣き叫びます。
人間と一緒で、大勢だと弱いものいじめできるくせに一人になった途端泣く。
さんざんいじめたんだから知るかと思い、その大きい子は放っておきました。
これは孵卵器で産まれたひよこたちの話です。
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一方お母さん鳥に温められ自然孵化したひよこちゃんたち。
いっちょ前に走り出すころにはちゃんとお母さんを認識して
お母さん鳥から片時も離れません。
鶏の家族が4つくらいできたのですが、あるお母さん鳥が、
ひよこが全部孵(かえ)った後にどうもお父さん鳥に攻撃されたらしく
頭に傷を受け死んでしまったのです!
残されたひよこちゃんたちはお母さんのぬくもりなしでは寒くて一晩も越せません。
適当なメスだと思われる、1ヵ月半ほど前に生まれた、まだまだ
半人前の鶏をひよこちゃんのそばに置きました。
そうすると!
自分の子でもないのに、そして自分もまだ成長してないのに
ひよこちゃんたちを自分の翼で覆いました。
すごい!すごい!本能の力はすごいですね。
これであのひよこちゃんたちももう安心。
ちょこちょこ走り出す頃にはまたこの育ての親の後をついて行くことでしょう。
めでたしめでたし。

お姉ちゃんが入れてくれた初の動画、見てね☆ちょーかわいい^^(鳴き声付き)
動画は母を亡くしたひよこたちではありません。また別の家族です。


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by studioacanthus | 2008-07-18 00:09 | イタリア生活