2008年 ピティナG級審査

ピティナG級一次Ⅱの審査に行ってきました。
時期的に比較的早い方でしたので2日で50名足らず、
じっくり、一人もカットすることなく聴くことができました。
最後のほうの日程では混み合う可能性もあり、
もし多人数になってしまうとカットにされますから、
そういう意味ではこの時期を選んだ方はラッキーだったと言えるでしょう。
演奏時間が10~15分ですから
もしかしたら最高5分程度のカットが出ることもありうるわけです。
仮にですが、演奏時間10分と15分の違いは大きいですね。
しかし、これも運です。
開催地が東京だけなので関西や地方からの人にとっては大ごとですね。

G級は一次予選では「自由曲+好きなショパンエチュード1曲」と
必ずショパンのエチュードを弾くことが義務付けられていますから
一次予選の審査はかなりの割合でショパンが私はものを言うと思います。
ショパンのエチュードはテクニックだけでなく
その子の持っている音楽的才能を明らかに示してくれます。
ショパンを聴けばその子の将来が見えるといっても過言ではありません。
そのくらい重要で難しいものでありショパンのエチュードを超えるエチュードは
存在しないでしょう。
(ゴドフスキーのショパンエチュードに基づく53曲は除きましょうね^^;)

まだ、G級もいくつか予選が残っているので具体的に書けませんが
年々受ける人の均質化が進んでいるように思いました。
A,B,C級ではだいぶん前から
入賞する子供たちはみんな同じように弾く傾向がありましたが
それがもうG級にまで波及してきているように思いました。
なんだか、とても残念です。
また、小さい頃からピティナに入賞するために学んだであろう
ピティナっ子風?の演奏もありました。
いくらかわいいからと言っても大人に子供の服を着せるとなんだか奇妙ですよね。
同様に大人になっても「ピティナっ子」で弾いていると
やはり違和感を感じるものです。

人間はみんな思春期を迎えて大人になっていきます。
かわいい身体も男の子はみんなひげがはえたり声変わりをするし、
女の子も成長します。
ピアノだって演奏も考え方もずっと子供のままでは通じるわけ無く
いずれ必ず大人の演奏にならなくてはいけません。
そこを上手く超えられるかどうかで将来が決まってしまうんだろうなぁと
ぼんやりと思ったりしました。

幼虫から脱皮して立派な成虫になれるようにお手伝いするのが私たちの役目です。
彼らの演奏を聴いて私たちの責任の重さを再認識しました。
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by studioacanthus | 2008-06-16 23:32 | コンクール
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