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ボローニャに引っ越しました。

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今こんな感じの友理です。
まだ引越しの後始末でばたばたしていますが一応落ち着き、
テレコムもイタリアではありえない速さで週末につながりました。


引越し・・
2年と7ヶ月住んだイモラにも別れを告げました。
これからはレッスンのときにイモラに行くことになります。

引越しは平日、大学があるので週末にすべて済ませなければいけない!
そしてイモラの家は3階なので1階までの荷物を持っての往復が大変。
エレベーターもないし、死にそうになりながら引越しを済ませました。
引越し業者は日本のようにらくらくパックなど無いようで、
ただトラックを貸してくれるだけだったので頼まず全部自分でしました。

がらーんとした部屋を見て感傷に浸りそうになったんですが
そうなってる時間もありませんでした。

感傷的になる暇も無かった理由とは!

イタリアの大部分の家のドアはオートロックなのです。
鍵を持たずに出てドアを閉めちゃったら
あららー
入れないー
ってことになっちゃうんです。
私は2年間の中で2回鍵を持たずに出てしまいました。
そのときのために合鍵をマリアに預けていました。
そして今回3回目。(何回したら気が済むんだ^^;)
掃除をしていて捨てるものなどを廊下にどんどん出している
最中にちょうど近所の顔見知りのお兄ちゃんに会って
『引越しすんのー?』『そう、もう大変で!』
なんて言ってたら

ガチャン!

ドアが閉まった。しまった!(ダジャレ言ってる場合じゃない^^)
鍵は中に置いたまんまだ!
しかもマリアはロシアに帰省中。

まぁいいか、大家さんちに行ってみよ。

と思って行ってみたものの・・・

いなかった・・・

さぁどうしよう。
大家さんの家は全部窓閉まってて当分帰ってきそうな様子はない。
今は16時。日が暮れてきて寒い。
忙しく掃除してるときは暑かったので半そでだったが今は寒い。
最悪だ。
なんでイモラ最後の日にこんなことが起こるの。

でもまぁとりあえず今できることをしようと思い、
廊下に出しておいた捨てるものをどんどんゴミ箱へ。

しかしそれも全部終わりどんどん寒くなっていく。
18時。

またその近所の顔見知りの兄ちゃんにばったり。
『何やってんの?!まだ入れないの?!』
『大家さんいなかったー(TT)寒いー』
『じゃあとりあえず上着貸してあげるからこれ着て。携帯は?』
『お金も携帯も全部家の中。』
『じゃあ俺の携帯から大家さんの携帯にかけてみよう。』
..........................
『でないね。。。困ったね。。仕方ない、消防車呼ぶか。』
『ええっ?消防車?!』


人生で初めて消防車呼びました。
消防車が到着。近所の人が寄ってくる。野次馬ですね^^;
『リビングの窓が開いているんだね?ガスとか火は?』
『何もついてないです。引越しの掃除してたので。。』
『よし、じゃあ梯子で窓から入ろう。』

ひぇええええ

梯子って言っても立てかけるしっかりしたものじゃない。
しかもイタリアの建物は天井が高いから、3階でも日本の4階くらいの高さ。
その消防局が持ってきたはしごは木のはしご。
ベランダの手すりに引っ掛けるんです。
しかも梯子の足は地面についてないから
同僚が下ではしごささえてないと風で揺れたりして危ない。
命がけです。
私が鍵を忘れたばっかりに。。。すいません・・・。
梯子を登っていく消防隊員は結構なお年の方。
真っ赤な顔してはぁはぁ言ってました。
本当に申し訳ない。

ちょうど鍵を開けたときに、私たちの着信を見た大家さんが到着。
『何やってんの!?何が起きたのっ?!』
さぞ驚かれたことでしょう。消防車が自分の家の前に止まってるんだから。

お代を支払おうとしたら料金、無料でした!
サービスのいいイタリアの消防隊員さん、近所の兄ちゃん、ありがとうございました。
近所の皆様、お騒がせいたしました。
そして引越しも無事終わり、まだいろいろと雑用は残っていますが
ボローニャでの生活が始まりました。

by studioacanthus | 2008-05-19 21:51 | イタリア生活
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