ピティナ本選EF級審査のため名古屋へ

e0020941_21173181.jpgこの写真はミラノ駅。
3日の木曜日から週末にかけて名古屋に行ってきました。私の留守中に友理は一人でリムジンバスに乗って成田からモスクワ経由ミラノに行きました。夜11時、空港に到着したその日はもう電車がないので一晩ミラノ駅で野宿して計33時間もの旅になったそうです。ミラノ駅で貴重品のバッグを枕にして石の椅子に横になって寝たとか。危険なイタリアで野宿できるとは・・・本当にたくましくはなりましたが注意心はいつも忘れないようにしてもらいたいです。

さて私は名古屋でEF級の本選を審査してきました。
あの激戦の予選を通過した子供達ばかり、よくさらいこんでありました。
一見、E級は小学生高学年から中学生くらいな面持ちでした。
F級が中学、高校生といった感じでしょうか、
全体的に低年齢化の傾向があるように見えました。
もちろん私達には名前はおろか、学年も知らされていませんので外見上だけの
判断ですが幼い感じの子供達でした。

E級でショパンのノクターン遺作を弾かれた子供達がたくさんいました。
一番多かったです。やっぱり美しい曲ですから弾きたくなるのも無理はありません。
しかし、それを選んだばかりにマイナスになった子供達も多かったように思います。
因みに私のこのHPのBGMにいれてある曲です。
特に左手の歌に注意してきいてください。

F級では自分の力以上の曲を選んで損をしたり、また逆にこんな良い手をしているのに
わざと?安全な曲を選んで功を得た子供達もいました。これまた寂しい。。
具体的に言うとショパンの練習曲の難しいのを選んで損をした子、
逆に充分ショパンエチュードを弾ける子なのにアレグロアパッショナートなどを
無難にまとめてうまく弾く。
どちらを選択するかは本人と先生の相談の上でしょう。
ショパンを弾けば有利になるとでも思っている子供達?そんな時代はもう終わっています。
9割がたがショパンを弾いているわけですから。
ショパンのエチュードを弾くなら各々の曲の特性、難易度、自分の手におさまるかどうか
そこまでは考えて弾くのが当たり前です。もし、賞をとりたいならの話ですが。
私の審査も今週末で終わりになります。

次回から先日のコンサート以来シューマンに興味を持ち始めた生徒が多くなったので
シューマン自身が書いた名文を少しずつ書いていきます。
200年前も今もなんら変わりない永遠の名文です。
これを読むと今の評論家の書かれた文章を読むのが時間の無駄と感じるかもしれません。
お楽しみに・・・
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by studioacanthus | 2006-08-06 21:19 | 日常
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