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3月20日 食べ物の好き嫌い

友理がイタリアに行ってもうすぐ6ヶ月がたとうとしています。

今日、長女の恵理と私の母がイタリアに出かけ友理と合流して
月末にみんなで帰ってきます。
午前中は成田まで見送りに行ってきました。

友理の生活は落ち着いてきているようですが
やっぱり気になるのが食事のことです。
ホームステイでなく自炊なので健康管理をちゃんとしているか
時々その日、何を食べたかをつい聞いてしまいます。

友理は日本にいる時、まずは何も作らない子でした。
私も恥ずかしいのですが結婚するまで包丁を握ったことのない、
当然お料理教室も行ったことのない人間でした。
お料理などはやる気さえあれば美しいお料理は作れなくても
普通の物はだれでも作れるものと気楽に思っていました。

そして実際やってみてもそんなに難しいものはなく、ただちょっと忙しい時は
煩わしいものという感じです。(あくまで家庭料理のことですが。)
また特に手作りにもこだわりはなく加工食品でも良い品を工夫して上手に
使えば決して手抜きの料理とは思っていません。
ただし、栄養のバランス、添加物、農薬などにはなぜか神経質です。
ですから品質表示などの細かい字にはよく目を通しています。
先日イタリアのマヨネーズと日本のマヨネーズの味がずいぶん違うと
言っていたので表示をよく見たらキューピーマヨネーズの外袋に
Ages 0~100という表示を発見。
マヨネーズは0歳から100歳まで食べられるのですか、驚きです。

お料理が作れるのは大切なことですがそれより子供たちに
何でも食べる子になって欲しいと思っていました。

おいしい、まずい、と言うのは味覚の問題。好き、嫌いは精神の問題。

嫌いなものでも体のためには食べなくてはいけないものはあるのです。
ですから私の作った料理を私に『まずいね』、と言っても良いのですが
まずい、嫌いだから食べないと言うのはよろしくないのです。
おいしいものは好き=食べる。まずいものは嫌い=食べない。の式ではなく
まずくても食べられる人間になったほうが幸せだろうと考えます。

でもこれはかなり小さい時期に身につくことかもしれません。
もしかしたら離乳の時期かもしれません。

そんな食生活をさせた子達ですので好き嫌いなく、おいしくな~いと思っても
何でも食べる子に育ちました。味覚も敏感な子でこれは唯一自慢できることです。

ところがです!
今になって何でも食べる子がゆえに時々料理をしないで食べているようなのです。
『今日のお昼はシリアル、牛乳、ジャガイモとトマトとブロッコリーと
豚にチーズをかけて食べたよ。後は果物。おいしかったよ。』
と言った調子です。ジャガイモはレンジでチン、ブロッコリーはゆでたもの。
肉はもちろん焼いただけ。

小さい時から食事の際に、これがビタミンA、カルシウム、たんぱく質なんて
言いながら頂いていましたので栄養バランスは考えているとは思うのですが
どうも自分のために料理をするという作業を面倒くさがっている様子です。
これは全く予想外でした。。。

何でも食べられる子なのでこのままいくと近い将来人参丸かじりする子になるような
気がしてきました。
by studioacanthus | 2006-03-20 20:48 | 教育
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